アンティーク柱時計、置時計の販売と修理



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古時計?

「古時計?」、「アンティーククロック?」

ここでは古時計の基礎的な事について解説しています。


  文明開化の象徴

海外からの輸入
明治維新後、日本には多くの外国文化、商品が入ってくるようになります。明治6年の改暦で太陰暦から西洋諸国に合わせた太陽暦に変更になり、それに合わせて時計が輸入されるようになります。明治新政府は官公庁に時計を積極的に取り入れましたが、当時は一部の上流階級や金持ちしか手に入らず、一般の庶民には高価すぎて手の届かない高級品でした。この頃主に輸入されたのがアメリカ製の掛時計、置時計、超高級品のドイツ製品でした。

日本の時計産業
多くの時計が輸入されるな中、日本にも時計を製造しようとする人々が現れますが、明治の初期にはまだ技術的に追いつく事が出来ずにいました。しかし、西欧の時計を研究、コピーすることで次第に時計製造の技術も確立され、明治中期頃には大量生産出来る会社が現れてきます。



  主なデザイン




IONIC
だるま型
日本では四ツ丸型ともいわれ、金箔をほどこした物を通称”金達磨”と言います。八角型と同じ頃に輸入されましたが、当初は八角型と比べると人気が無く、デザインのバランスもまちまちでした。しかし、さまざまな時計が輸入されるようになると、その愛らしい形からでしょうか、日本の家庭に溶け込み、一種のスタンダードとなりました。
”金達磨”は、石膏地に20層もの金箔を押したもので、その輝きは現在でも衰えていません。さすがに”金達磨”は当時の庄屋級の豪邸にしか、掛かっていなかったでしょう。文字盤は主に8インチと10インチ、6インチの小型だるまを”姫だるま”と呼びます。他に、ダブルダイヤル、ゼブラ模様、などの物が有名です。






OCTAGON
八角型
柱時計と言われれば、まず八角型が思い浮かぶのではないでしょうか。日本に最も多く輸入され、セス・トーマスの八角型時計が、日本の機械工業に与えた影響は、計り知れないものがあるでしょう。
ケースに真鍮の鋲の飾りを施した物が”花ボタン”と呼ばれます。
初期の頃は振り子室の形状が小さく、その後、振り子の柄を長くして精度を高めたため、振り子室の形状も、大き目に作られるようになりました。よって全体的に見て、振り子室の形状が小さい物は年代的に古いとみて良いでしょう。文字盤の形状が八角という物は非常に珍しく、めったに見かけません。さしずめ、だるま型が「お母さん」とすれば、八角型は「お父さん」!?









ROUND TOP
頭丸型
だるま型と八角型が組み合わさったような形をしている頭丸型ですが、形のバリエーションが豊富なのが特徴です。
特に振り子室の形は、各社さまざまなバリエーションを持っていました。
アンソニア社の「ローマンドロップ」、「ドロップエキストラ」などが輸入されるようになると、日本のメーカーが、大正初期にこぞって製造するようになりました。
木地塗りで木目の良さを出した物が多いです。






VIENNA
スリゲル型
主に、長方形の上もの掛け時計のことを”スリゲル”と呼びます。
長物といえば、ドイツのユンハンス社が、まず上げられます。中でも、優美な曲線を描く、ヴァイオリン型と呼ばれる物は人気が高く、高価です。上部や下部に付いている飾りは”擬宝珠”(ぎぼうしゅ)と言い、全体の装飾と合わせ、時計自体に豪華さを醸し出しています。(愛好者の間では「ギボシ」と呼ばれる事が多い)
三面ガラス張りや、朱塗、総黒柿総彫りのケースなど、どちらかといえば実用よりも、鑑賞用の色合いが強いタイプです。他に、長辺が比較的短く、頭部が丸いハバナ型(アンソニアの通称”涙の雫”は有名)などがあります。
また動力がゼンマイではなく糸で吊るされた錘で動く分銅式のものは掛時計の発達初期に作られたものが多いので貴重。




  その他の形状

バンジョー型や丸型、「大きなのっぽのふるどけい」のモデルといわれる、ロングケース・クロック、などがあり、もちろん置時計も古時計の中に含まれるでしょう。
形といっても各社で微妙にデザインが違い、それがまた魅力にもなっています。





  時計メーカー


アメリカの時計メーカー
まず有名どころでは、1813年(江戸文政)、セス・トーマス社が創業しました。その頃、日本では、まだ不定時法(展示品の台時計・詳細説明参照)が使われている時代で、時間の概念そのものが違っていました。その後、イングラハム社、ギルバート社、アンソニア社などが創業にいたっています。

(参考までに)
セス・トーマス社 1813年〜1934年
イングラハム社 1831年〜1967年
ギルバート社 1841年〜1957年
アンソニア社 1850年〜1929年
ニューヘブン社 1853年〜1960年
ウォーターベリー社 1857年〜1944年
ハワード社 1859年〜1934年
ウェルチ社 1864年〜1903年



日本の時計メーカー
日本で最初に掛け時計の製造を始めたのは、金子元助 氏の金元社(東京)で1873年(明治6年)に、水車の動力を使用してムーブメントを作ったとされています。
その後、数社(京屋時計店、金田市兵衛 氏など)が創業。そして明治21年に林市兵衛 氏が「時盛社」を、名古屋で創立しています。(明治24年に「林時計製造社」と改称)
明治25年には服部金太郎 氏が「精工舎」を東京、本所石原町に創立し、セイコーが一大時計メーカーになる一歩を刻んでいます。
日本国内で時計生産が活発だった地域は東京に加え、愛知、京都、大阪で、特に名古屋地区は、、明治26年に名古屋市で愛知時計製造合資会社、明治29年頃、名古屋時計製造社など、三十数社を超える会社が設立され、明治・大正期の一大生産地となりました。
製品の多くは、外国製の時計を真似た物が多数を占め、機械を外国製、ケースは日本製というものも多くみられます。
残念なことに、精工舎などの一部を除き、ほとんどのメーカーは今日までに消えてしまいました。



ヨーロッパの時計メーカー
19世紀の中頃に、ドイツのユンハンス社が最新の生産方式を開発し、アメリカの時計に押されていたヨーロッパのメーカーも、息を吹き返す様になりました。
特にユンハンス社は、その精密な機械と、優れたデザインで、今もなを多くの人を引き付けています。
他には、キンツレ社、ハンブルグ・アメリカン社、グスタブベッカー社(いずれもドイツ)などが輸入されています。






  商品説明の用語について

商品説明にははじめての方には判りにくい用語があるかも知れません。用語について説明します。

八日巻き(ようかまき)
ゼンマイを一杯まで巻いて動くのが約7日間で8日目に巻くことから”八日巻き”となります。
他に日巻き(一日巻き)、14日巻き(2週間巻き)、一ヶ月巻き、などがあり、いわゆるゼンマイを巻く周期のことです。
時打(ときうち)
打ち方(時報)が正時に鳴るのを”時打”(ときうち)、30分に鳴るのを”半打”(はんうち)と言います。正時と30分に鳴る場合は時、半打と表記してあります。ウェストミンスター打ちは15分ごとに打ちます。
インチ表示
文字盤は何インチとあるようにインチ表示が使われます。1インチは約2.5cmで、たとえば12インチは昔のLPレコード盤と同じサイズです。
文字盤の材質
文字盤には大きく分けて3種類のタイプがあります。紙文字盤、ペイント文字盤、琺瑯(ほうろう)文字盤の3種です。紙文字盤はもちろん紙、ペイント文字盤は塗料で塗られている文字盤で、よく剥がれてしまっています。いずれも下地はブリキ板のような金属です。琺瑯(ほうろう)文字盤はいわゆる陶器製の文字盤で、白い輝きをいつまでも保っていられます。割れやすいのが難点です。他にセルロイド製の文字盤もあります。
製造年代
製造年代については判らない事も多く、おおよその年代を表記しています。






  「古時計」ってなんて読む?

愛好者の間では「こどけい」、一般の方ならば「ふるどけい」と読まれる方が多いのではないでしょうか。当サイトは、特に定義していませんが、「こどけい」ならば、時計に対する敬意を、「ふるどけい」ならば愛着を、それぞれ感じられる気がします。





アンティーク時計の販売、修理 「古時計再生工房」 sawada-clock.com

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